
皆さんも何となく耳にしているであろうアスベストの害について少しお話しさせていただこうと思います。
アスベストは70年~90年代にかけて一般住宅や商業ビルに至るまで広く利用されてきました。当時は断熱性、防音性、不燃性に優れた建材と考えられていたのです。
しかし、昭和35年に「じん肺法」が施行されるまでアスベストの危険性はあまり周知されていませんでした。15年後の昭和50年に一部使用を禁止されたものの、全面的な禁止までなんと約30年もの時間を要しました。
なぜそんなにも長い時間がかかったのか?
アスベストによる健康被害は長い時間を経て明るみになることに加え、当時はアスベストを施工する労働者だけの健康被害問題だと軽く考えられていたのです。しかし、アスベスト工場周辺に住んでいた住民からも被害の訴えが相次ぎ、ようやく全面禁止へと向かいました。
アスベストによる代表的な疾病

肺繊維症(じん肺) その名の通り肺が繊維化してしまう病気です。アスベストのばく露に起因したものを石綿肺と呼んでいます。潜伏期間は15~20年と言われており、アスベストに関わらなくなってからも進行することがあります。
肺がん アスベスト繊維の物理的刺激により発症するとされています。アスベストのばく露から発症までに15~40年の潜伏期間があります。
悪性中皮腫 平均35年前後という長い潜伏期間ののち発症。胸膜、腹膜、心膜等に出来る悪性の腫瘍です。
国の取り組み
現在は大きな社会問題に発展しており、国からの救済措置として、賠償金や給付金の請求を行うことが出来ます。しかし建物の老朽化による改築や解体が増加している昨今、整備されていない環境で大量のアスベストが製造され使用されてきたことを鑑みるに、今後も被害者の方が増えると考えられています。

幸建には「建築物石綿含有建材調査者」が在籍しています。これは建築物の解体や改修を行う際に、石綿が含有しているか事前調査する資格となっています。(調査は厚生労働大臣が定めた資格者のみが実施できます。)
アスベストを除去する際には、事前に保健所や労働基準監督署に届け出を提出し、審査を受けて受理される必要があります。
石綿含有建材調査の費用は、調査の規模や対象物によって異なります。一般的には、建物の規模、石綿含有材料の種類、調査の詳細度などが考慮されます。具体的な費用については、しっかりとした現地調査の後お見積もりさせていただきます。
不安な事やご不明点等ございましたらお気軽にお問合せください。



